エクステリアのプロのための設計ツール・RIKCADを使用しているエクステリア設計のプロの皆さん100人に「設計の時によく使う」植栽・樹木のアンケートを実施しました。その際に「CADに登録してほしい樹木の要望」をお聞きしました。要は設計に取り入れたい樹木、設計士さんが注目している樹木や植栽です。その回答の中から多かった「エクステリア設計士が設計に取り入れたい注目樹木」をご紹介します。
◆果実類がなる樹木(レモン・ミカン・キンカン・柿などの実がなる樹木)
1番多かったのが果実類の樹木へのご要望でした。
理由としては
・施主様で果実のなる木を求められる人が多い
・維持管理の手間がさほどかからないし、設計に入れていると喜ばれる
うちの実家にもミカンの木がありましたが実がなると人間にとっては酸っぱくて食べられはしませんが、鳥たちが庭に遊びにきて兄弟たちと観察したことを覚えています。他の木は何が植わっていたかなんて思い出せないんですが、ミカンの木があったこと、鳥が来て嬉しかったことはちゃんと覚えているので、果実がなる木は親しみやすいという特徴があるかもしれません。
画像引用元:ガーデンプラス
◆カナリーヤシ、ココスヤシ、ソテツ、アオノリュウゼツラン、ドラセナなど
こちらの記事でも紹介していすがドライガーデンの流行やリゾートガーデンの流行により、ヤシやソテツ、リュウゼツランやドラセナへの要望が高まっています。今までエクステリア・ガーデンというと、ナチュラルモダンやスタイリッシュモダンなどが多かったように思いますが、最近では個性的な植栽を取り入れエクステリア・ガーデンの部分でも主張が強いオシャレなものが好まれる傾向にあるようです。
画像引用元:decolog
◆カラーリーフ系の植栽がもっと欲しい。 黄緑・黄色系(斑入り)、ブルー、グレー、シルバー等
カラーリーフ系への植栽の要望も多くいただきました。その理由としては「もっとオシャレなガーデンを表現したい」「淡い色合いの植栽を好まれるお客様が若い世代に増えてきた」「濃い緑の植栽の要望が減ってきて班入り系の樹木を好まれる方が多い」とあるように、やはりお庭に個性や「自分らしさ」を表現したいお客様が増えているようです。
こちらの記事で紹介した新品種のおすすめの低木類も班入りのものが多いですし、やはり班入りの植栽の方が表情が豊かでオシャレに見えますよね。
設計士さんたちがまさに今、設計に取り入れたいと思っている樹木・植栽をご紹介しました。ぜひ、エクステリアやガーデン提案の参考に!