E&Gアカデミー東京校で講師としても活躍中の山本結子氏による最旬キーワードを意識したプランニング解説セミナー。前回の記事はこちら。
キーワード(2)カフェスタイル
日本には古くから「喫茶」の文化はありましたが、老若男女問わずカフェでランチやお茶、果ては作業や仕事をするスタイルはここ数年で完全に定着し、ノマドワークは新しい働き方として受け入れられています。「カフェスタイル」に代表されるインテリアや内装はNYのブルックリンスタイルが定番のようです。
木材とアイアンの組み合わせにドライ系のクールめのグリーンを合わせる、ヌケ感のあるカジュアルでナチュラルな雰囲気が特徴ですね。そんなNY、ブルックリンスタイルを踏襲したカフェスタイルをエクステリアのデザインに取り入れるには…?
U.スタイルアゼストは高さ3500もある屋根が特徴。今までのカーポートだったら部屋からカーポートの屋根が見えてしまっていたけれど、この高さならポーチの屋根と同じで眺めを邪魔しません。
ブラック×ウッド×ブリックの組み合わせ水平・垂直、スクエアな形にこだわりをもたせたいところ。ウッドデッキや枕木に天然木をふんだんに使うのもいいですが、メンテナンスのことを考慮すると新建材をうまく取り入れてローメンテで扱いやすいエクステリアにするのも手です。上のプランでは門柱にはマクリズムを使用。マクリズムとU.スタイルアゼストはカラー展開が同じなのでスタイリングしやすいそうです。
カフェのようなデッキ風アプローチ。蹴込階段木目調タイルで浮遊感を演出、ヌケ感をだしています。植え込みにはドライなグリーンを組み合わせてカジュアルさをアップさせるのが◎!黒の塗装仕上げでスタイリッシュさもプラスするとよりカフェスタイルっぽくなります。
夜のライティングはあたたかくやわらかいカフェの雰囲気+スタイリッシュさも感じさせるような演出で。ポーチ階段のライティングがポイント。
デザインのポイント
・ブラック×ウッド×ブリックの組み合わせ
・水平垂直、スクエアにこだわる
・ウッドや枕木も二次製品を使用、ローメンテナンスに
・階段ステップや花壇の縁にも腰掛けられる工夫を
・アプローチを天井材や枕木で車庫と区別し印象的に
次回、3つめのキーワードはSDGs。エクステリアでできる持続可能なコトとは??