園芸がブーム!植物を選ぶ時「カラーリング」を意識しておしゃれな庭に!

服装を選ぶ時のスタイリングで「色合わせ」は日常的にしているものですよね。家の内装、インテリアを選ぶ時もメインとなるテーマカラーを選び、その色合いに合わせてスタイリングする方も多いはず。もはや私たちの生活の中で「カラーリング」は当然のこととなっているのですが、庭やガーデンに植物を植える時「色合い」を意識しているでしょうか?

成育する場所にあった条件(大きさ、草丈、日当たり、日陰)にとらわれがちで意外と抜け落ちがちなのが「ガーデンのカラーリング」。通年はグリーンで花を咲かせる時は色とりどりの花が咲いてくれたらいいじゃん!と思いますが、たくさんの色の花が咲き乱れる庭は雑然とした印象になってしまいます。
コロナ禍で園芸がブームになっている今だからこそ「ガーデンのカラーリング」を意識してみませんか?


●テーマカラー「白」の草花
白色の植物のもつイメージは「可憐、清潔、純真」など。グリーンと白の組み合わせは本当にさわやかですよね。ポイントとしては白色の植物を集中的に植えると寒々しく感じてしまうので一点に白色を集中させすぎないようにしましょう。おススメの白色の草花は以下の通りです。
左から「クリサンセマム・クリスマスローズ・スノーボール・フランネルフラワー・マーガレット」

●テーマカラー「赤・ピンク」の草花
赤やピンクの草花のイメージは「エネルギー・パワー・外向的」。庭を明るく華やかします。ポイントとしてはたくさん用いるとハデになりすぎるので少なめに差し色的に使うのがおススメです。おススメの赤色の草花は以下の通りです。
左から「アスチルベ・エリカ・ガーデンシクラメン・フロックス・ナデシコ」

●テーマカラー「青」の草花
青系の草花のイメージは「クール・清涼感・心を落ち着かせる」。庭をシックにするのに欠かせない青系の草花。青と紫と白などを組み合わせると清涼感あふれる爽やかな印象になります。白と同じで同じ場所に集中的に植えすぎると寒々しくなってしまうのでボリュームに注意が必要です。おススメの青色の草花は以下の通りです。
左から「アジサイ・アガパンサス・デルフィニウム・ラベンダー・ロベリア」

●テーマカラー「黄」の草花
黄色・オレンジの草花のイメージは「元気・明るさ・陽気」。庭やガーデンでひときわ明るさを放つ黄色・オレンジ系の草花。ポイントは多くなりすぎるとうるさく感じてしまうので少量にすること。とても強い色なので少しでも訴求力があります。おススメの赤色の草花は以下の通りです。
左から「ガザニア・ディモルフォセカ・ナスタチウム・パンジー・マリーゴールド」


メインとなるカラーを決めたらスタイリングしていきましょう!植物のカラーリングで抑えておきたいポイントは以下の3つ!

1)無彩色を有効的に!

白やグレーなどの無彩色(モノトーン)は全ての色相に調和するので隣り合った色同士が強すぎて落ち着かない場合はその間に白系の草花をはさむと落ち着きます。

2)同一色はトーンや面積で立体感を!
同じ色合いの草花を植える時はのっぺりしないように、トーンの異なる色や植える面積(濃いものを低く・狭く、薄い色合いを高く・広く)に工夫すると立体感と統一感がでます!

3)トーンの調和
同じ色合いばかりだとちょっとつまらない…という場合には異なる色合いの草花のトーンを合わせてスタイリングするのもテクニック!色合いが違ってもペールトーンで合わせる、ダークトーンで合わせるなどトーンを統一すればしっくりなじみます。が、トーンが外れてしまうと調和が乱れるので注意が必要です。


園芸がより楽しくなる、草花のカラースタイリング、ぜひ挑戦してみてください!