エクステリア&ガーデンのプロを育てるための日本で唯一の学校「E&Gアカデミー」では毎年卒業生の就職先をデータにしてきました。OB会アンケートではエクステリア・ガーデン業界に85%の方が就職していることがわかっています。 エクステリアの専門校として実務に即した学習を行ってきた15年以上の積み重ねが、高い就職率につながっています。
今回はそのデータを元に、外構エクステリア造園業界への就職と業種のおはなしをします。
あなたは「外構・エクステリア業界」「造園業界」と聞いてピンときますか?
私はこの業界に入るまで全く知りませんでした。庭(日本庭園のような和の庭)は造園屋さんが施工管理するというのは理解していましたが、カーポートや門まわり、中庭、ガーデンなどは、いわゆるハウスメーカーが「建物とセット」で建物を建てる時に施工しているのだと思っていました。(もちろんハウスメーカーが外構やエクステリアをトータルで設計施工して販売する場合もあります。)
エクステリア業界には「外構・エクステリア・ガーデン」の設計施工に特化した会社がいくつもあるのです。簡単にですが「外構エクステリア業界」と呼ばれている業種の相関図を作成したので参考程度にご覧ください。
1.エクステリア設計・施工会社 車庫周りや門まわり、アプローチ、ガーデンなど住宅の「外の部分」を設計・施工します。
2.造園設計施工・会社 造園と聞くと和の庭をイメージしますが最近は外構・エクステリア部分を設計・施工する造園会社も増えています。
3.園芸販売・管理会社 植栽などを販売管理します。園芸ショップを運営しながらエクステリア・ガーデンの設計・施工をしているショップなどもあります。
4.ハウスメーカー TVCMでおなじみのセキスイハウスやダイワハウスをはじめ様々なメーカーがあります。
5.エクステリア専門商社 設計施工会社が施工の際に使う資材は商社を通して発注します。
6.エクステリア商品メーカー こちらもTVCMでおなじみのLIXILやYKKなど様々なメーカーがあります。
なんとなく「外構エクステリア業界」に関わる業種をおわかりいただけたでしょうか。
それではE&Gアカデミーの就職率をみていきましょう。2014年度の就職率はこちら。
就職内定率は90%を超えました。
2014年度だけでなくほぼ毎年、就職率は90%を超えています。業種別の就職状況は以下の通りです。
1.エクステリア設計 60%
2.造園 12%
3.ランドスケープ 7%
4.エクステリアメーカー 7%
5.園芸店 7%
6.その他 7%
やはり外構設計・施工会社、造園設計・施工会社へ入社する場合が多いようです。
次にエクステリア業界に就職したOBが担当している業務について。
1.営業担当 27.5%
2.設計担当 25%
3.現場監督 12.5%
4.施工・監督 12.5%
5.設計・現場監督 7.5%
6.その他 15%
営業担当と設計担当が多いですが、これは兼業の場合も多いようです。エクステリア設計・施工の会社は基本的に飛び込み営業などの営業スタイルではなく「引き合い客へのアプローチ・提案」が多いので「営業もして設計もして提案もする」人材に育っていくことが考えられます。現場監督や施工監督も専門のスキルが必要とされる業務です。
では、そんなOBが実際に社会にでて業務をこなす上で役だったと思ったE&Gアカデミーのカリキュラムがこちら。
1.施工実習 25%
2.パース実習 25%
3.植栽知識 20%
4.設計課題 10%
5.現場見学会 10%
6.構造知識 7%
7.積算知識 3%
やはりすぐに実践に役立つ、施工実習とパース実習は「役に立った」という回答が多めでした。植栽知識もガーデンと植栽は切っても切り離せないものですので、入社時からある程度の知識が求められるのかもしれません。逆にOBから「積算のカリキュラムがもう少しあればもっと即戦力になれたかも」というお声もいただきました。
いかがでしたか?E&Gアカデミーの実際のデータを元にエクステリア業界への就職率と業種をご紹介しました。なにかクリエイティブな仕事をしたいと思う方、ライフスタイルを提案するような仕事がしたい方、お庭やお花やガーデンが好きな方にぴったりな業界だと思います。
ご興味のある方はE&Gアカデミーの学校説明会や資料をどうぞご覧ください。