家に花を生ける時、旬の花を選んだり好みの色のものをチョイスすると思います。でもいざ、部屋に配置してみると「あれ?なんか似合わない…?」と思うことありませんか?せっかく部屋に飾るならインテリアと調和してくれた方が素敵ですよね。ICA関西のセミナー「インテリアグリーンのある暮らし」(講師:東美恵子氏)で紹介されていた、各インテリアのスタイルに合う「生け花のスタイル」6選をご紹介します。
まず生け方ですが、360度どこから見ても均一にいける「ドーム」と後ろ側が壁などの場合三角形に結んで生ける「トライアングル」があります。テーブルのセンターなどに配置する場合は「ドーム」で後ろ側が壁面だったり、棚だったりする場合は「トライアングル」で生けるのがベター。
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各スタイルの紹介の前に、日本カラーデザイン研究所が決めている配色イメージのスケールをご覧ください。これは130色の単色を「WARM/SOFT/HARD/COOL」の方向に分け、ポジショニングしたものです。
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エレガントスタイル
優しくて女性らしい気品あふれるイメージのお部屋。配色イメージでは少しグレイッシュなピンクやベージュ、パープルなどが該当していますね。少しグレイッシュでドレッシーなイメージで生けてみましょう。アッシュ系のバラなどが好相性。ゴージャス感を出したい時は色の艶やかなものを、なじませたいのならグレイッシュなものを選びましょう。
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モダンスタイル
黒やグレー、モノクロを中心としたモダンスタイルのお部屋は生け花自体を置くことがあまりないかもしれません。生け花を置くとしたらグレイッシュなトーンのものを選び、枝を多く入れるとモダンスタイルのお部屋にも合います。
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ナチュラルスタイル
アイボリーや中心とした明るめの印象のお部屋。人気の北欧スタイルのお部屋もナチュラルスタイルに分類されます。上のカラー配色イメージ表を見てもアイボリーや薄いグリーン、薄めのベージュが見受けられます。ナチュラルなスタイルはゴージャスやドレッシーすぎるお花以外は合うお花が多いです。よりナチュラルテイストを活かしたければ野の草花っぽいものを自然のまま生けるのがポイントです。
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カジュアルスタイル
ポップで鮮やかなミッドセンチュリーモダンテイストのお部屋や、コントラストが強めのお部屋、流行りのブルックリンスタイルのお部屋などもカジュアルスタイルに分類されます。ハッキリした色の花(ヒマワリやガーベラなど)発色の強いコントラストがハッキリした元気でハツラツとした印象のお花が合います。
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シックスタイル
全体のトーンがグレイッシュでハードクールよりのシックスタイルのお部屋。深めの紫色のお花などカラー配色イメージ表の「シック」の欄に該当するトーンの色のお花の組み合わせが合います。実がついた枝や、ドライフラワーなども好相性です。使用する花器も艶のある陶器やクリアなガラスより、つや消しのメタルなどを使うとシックに決まります。
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ダンディスタイル
格調高く、レザー素材などの調度品を多く用いるので重厚感があり高級感を感じさせるダンディスタイルのお部屋。こちらもみずみずしい生け花を生けるよりは実のついた大ぶりの枝ものを生ける方がより格調高い雰囲気にマッチします。花器に生けるのもありですが、棚や直置きにしたり、長めの木製プレートに転がすアレンジも合います。
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