新築検討者の重視条件は?スマートハウス/ZEHへの興味度

株式会社リクルート住まいカンパニーが行った、注文住宅の建築者・検討者を対象に調査による注文住宅の動向を抜粋してご紹介します。

◆新築検討者の家づくりに重視する条件
耐震性に優れていること 66.3%
間取り・プランが良いこと 47.3%
断熱性・気密性に優れていること 43.8%
耐久性に優れていること 41.0%
収納が充実していること 38.2%
耐火性に優れていること 37.3%
家事がしやすい間取りであること 36.4%
設計の自由度が高いこと 35.5%
メンテナンスコストが低いこと 33.6%
採光・通風が良いこと 30.6%

地震大国と呼ばれるだけあって、耐震性を重視する人が6割以上となっています。プランの良さの次に「耐久」「気密性」「収納」「耐火」と続き、全体として「高い機能性」を求めているのが見受けられます。

 

最近、話題のスマートハウスやZEH。スマートハウスとはIT(情報技術)を使って家庭内のエネルギー消費が最適に制御された住宅。太陽光発電システムや蓄電池などのエネルギー機器、家電、住宅機器などをコントロールし、エネルギーマネジメントを行うことで、CO2排出の削減を実現する省エネ住宅のことを指します。温度や湿度をコントロールしてくれ、住人にとって快適な住空間を管理します。
ZEHとはこれまでの省エネに加え「創エネルギー」を導入し、自宅で消費するエネルギー量より自宅で創るエネルギー量が多い=ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)です。

住人にとって「スマートハウス」や「ZEH」は、エコであるとともに、光熱費を削減できる経済性も魅力です。

 

◆新築検討者のスマートハウス/ZEHの認知度
スマートハウスを知っている 93.8%
ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)を知っている 68.4%
ZEH(ゼロエネルギーハウス)を知っている 56.8%

◆スマートハウス/ZEHを認知者の導入検討状況
スマートハウスの導入を決めた/導入検討中 52.8%
ZEH(ゼロエネルギーハウス)導入を決めた/導入検討中 52.4%

認知度はスマートハウスの方が高いですが、導入検討度はスマートハウスもZEHも変わらない結果となっています。

 

◆スマートハウス/ZEH導入のきっかけ
CMや雑誌などの特集を見て 50.3%
省エネなど生活費に経済的なメリットがありそうだったから 48.2%
エネルギーを自宅でまかなうことに意識的になっていたから 47.2%

◆スマートハウス/ZEH導入後の満足度
スマートハウス導入後の満足度 91.4%
ZEH導入後の満足度 89.7%

9割近くの人が導入後「満足」と答えています。

 

ZEHは国が推奨していることもあり補助金制度もあります。
今後、ますます消費者の興味度が高くなり、注文住宅の機能としてスタンダードになる日も遠くないかもしれません。

 

出典:株式会社リクルート住まいカンパニー 注文住宅の建築者・検討者を対象調査