内装ドア専門メーカーの神谷コーポレーションがプロデュースする「フルハイドドア」。天井までの高さのあるドアで、下がり壁と枠がなく、反りに強いのが特長。内装ドアはどんどん薄型軽量化の傾向にあるようで、そんな中フルハイドドアは高さ・厚みをつけ流れに逆行するフルハイドドアの重厚感・高級志向にデザインにこだわりのあるビルダーや設計事務所から評判。
天井までドアがあるとスッキリ&枠がないのでよりスタイリッシュ
そんなフルハイドドアから2016年11月に発売された「FIVE QUEENS」はなんとドアなのに本革牛張り!革そのものの質感を味わってもらうために、耐久性と柔らかい手触りを併せ持ったスムースレザーを使用。重厚感と剛性を出すためにドアの厚さはなんと6cmもあるそう!通常のドアの2倍!重さは60kgにもなるそうで、これは通常の3倍!しかもこのドア一枚を作るのに雌牛が5頭必要。なので商品名が「FIVE QUEENS」なのだそう。
本革張りのドア。取っ手にもかなりこだわりを感じます。
ドアですよ?ドア!どこでも行けるドアじゃなくて、リビングのドアに100万円もかける人がいるんですか!?と小市民な私は思ってしまいます。ですが、ブログなどの口コミでジワジワとファンが増加中だそうで、リリース時は年間10本ほど売れればいいと思っていた担当者の予想を上回りすでに20本以上売れたそうです。
100万円のドアを高いと言う人はおらず、むしろ本革の価値を認め「これだけ贅沢な材料を使っているならもっと高くてもいい」というお声もあったそうです。でもよく考えればライトやソファやチェストなどの調度品に100万円や200万円、かける人も少なくないはず。そう考えるとドアにだってそのお金をかける価値を感じる人はいるはずですよね。要注目の高級志向のドア、あえて真逆を行くことで気づかなかったニーズがあるかもしれません。