住宅地では隣地境界から1m~1.5mの後退を義務付けられている場合が多いです。かなり限られた北側の狭小スペース。何もしなければただのデッドスペースになってしまいますが、植木や植栽で魅力的な空間に仕上げることも可能です。
導線的には通路として活用されるであろう北側のスペース。通路としての機能も確保しながら、癒しのスペースへと格上げするには工夫が必要です。自然石の飛石風の通路にしたり、石と草花と利用したミニロックガーデンなど「歩きながらグリーンを楽しむ」空間を。
★ポイント★
・圧迫感のない楚々とした樹木を選ぶ
・樹木が植えられる場合は株立ちの足元に地被類を受け付けると空間に広がりがでる
・まとまりをもたせ高低差をつくり立体的に演出する
・北側なので耐陰性のある植物を選ぶ
・常緑高木 ソヨゴ・モチノキ・モッコクなど
・落葉高木 エゴノキ・コハウチワカエデ・ハナミズキ・モミジ類
・常緑中・低木 ナンテン・ヒイラギナンテンなど
・落葉中・低木 アジサイ類・ムラサキシキブなど
・低木・地被類 アジュガ・アマドコロ・エビネ・シダ類・シャガ・シラン・ヒューケラ・ツワブキ・フウロソウ・ヤブランなど
▲低木や地被類だけでもこんなに豊かな空間に 画像引用元 roomclip
▲高低差をつけた立体的なコーディネート 画像引用元 the season