今やネットで買い物をしない人の方が珍しいような世の中になりました。それに伴う宅配業者にかかる負荷、再配達の多さなども問題になっています。受け取り側もできれば一度でちゃんと受け取りたいとは思っているものの、なかなかそうもいかない時もありますよね。ネット通販の便利さは本当にありがたいし、もっとスムーズに荷物の受け取りができれば…ということで戸建て住宅に設置できる宅配BOXが人気になっています。そろそろ宅配ボックスを設置してみようかとお考えの方は、どのタイプが自分の生活に合うのかを検討してみてはいかがでしょうか?
1.安価で簡単設置。ポリエステルの宅配ボックス
価格:2,000~4,000円くらい
メリット:折りたたみ可能・安価で取り入れやすい
デメリット:水に弱い、防犯性に不安がある
防犯性:本体はワイヤーで固定。開閉部分は南京錠やダイアルロックで施錠。しかし袋部分は刃物でカットできてしまう
使い方:持ち主はボックス内にハンコとロック解除したダイアルロックなどを入れる。配達員がボックスに荷物を入れ、ボックス内に入っているハンコで受け取り印を押す。ボックス内に入っているダイアルロックや南京錠を施錠。
通販で高価なものを買わない場合や、普段は手渡しの受け取りで宅配ボックスをたまにしか使わないという場合はこのポリエステルタイプでいいかもしれませんね。
2.安価でそこそこの防水。プラスティックの宅配ボックス
画像引用元:Amazon
価格:4,000~10,000円くらい
メリット:安価。ある程度の水濡れには耐えられる
デメリット:場所を取る。物を入れるコンテナに似ているので宅配ボックスと認知されにくい
防犯性:本体はワイヤーで固定。開閉部分は南京錠やダイアルロックで施錠。
使い方:持ち主はボックス内にハンコとロック解除したダイアルロックなどを入れる。配達員がボックスに荷物を入れ、ボックス内に入っているハンコで受け取り印を押す。ボックス内に入っているダイアルロックや南京錠を施錠。
ある程度の水濡れにも耐え、そこそこ丈夫で安価なので取り入れやすいのがプラスチックタイプの宅配ボックスです。見た目がどうしてもやぼったい&場所をとるのは仕方ないですね。折りたたみのコンテナタイプもあるので、折りたたんで収納したい方は折りたたみタイプがおすすめです。
3.頑丈なスチール製。毎回リセットされるプッシュボタン錠
画像引用元:NASTA
価格:10,000~50,000円くらい
メリット:頑丈、防水機能があるものが多い、鍵が埋め込み式
デメリット:場所を取る。
防犯性:ワイヤーで固定するものと工事設置タイプがあり、工事設置タイプのものは防犯性が極めて高い。
使い方:持ち主はボックス内にハンコを入れる。配達員がボックスに荷物を入れ、ボックス内に入っているハンコで受け取り印を押す。配達員が任意の4桁の暗証番号を入力しロック、不在票に暗証番号を記載しポストに投函。持ち主は不在票の番号でロックを解除し荷物を受けとる(※番号の記載ミスなどで開かない場合は非常解錠キーで解錠することが可能)
スチール製のものはデザイン性の高い凝ったものなども販売されています。長く使うものですから少々値がはっても頑丈で、デザインも色々選べた方がいいかもしれません。
4.頑丈なスチール製。自動押印機能、施錠レバーで閉めれば自動ロック
画像引用元:Amazon
価格:39,800円
メリット:頑丈、自動押印機能、自動ロック
デメリット:場所を取る
防犯性:工事設置タイプで防犯性が極めて高い
使い方:配達員がボックスに荷物を入れ、施錠レバーをセットし扉を閉じるだけで自動で施錠。伝票差し込み口に伝票を入れると自動で押印。持ち主は手持ちのカギで開錠して荷物を取り出す。
大ヒット中らしいPanasonicの宅配ボックス。自動施錠と自動押印機能が素晴らしいですね。見た目はかなりシンプルです。工事設置がいるので少しハードルが高いのだけが難点ですね。
ひとくちに宅配ボックスといっても様々なものが販売されています。使用頻度や目的、ネットで購入するものの価格帯によってタイプを決めてもいいかもしれませんね。戸建ては自分の敷地内ですので宅配ボックスをすぐに設置できますが、マンションの場合、廊下は共有部分になるので個人での設置はできないようです。また「マンションに宅配ボックスが備え付けてあるにもかかわらず宅配ボックスに入れてくれなくて再配達になった」という意見をみかけました。これは「部屋に表札が掲げられていないから」というのが理由のようです。本人確認をして手渡す場合と違って、表札がないと受取人が居住しているか不明だとみなされてしまうんですね。「不在時は宅配ボックスへいれてください」という一文を送り主に送り状に入れてもらうようにすればちゃんと宅配ボックスへ入れてもらえるようになるそうです。知らなかった…。