全世界の建築家が注目するソフトTwinmotionでエクステリア提案はどう変わる?

Twinmotionは世界中の建築家に注目されている建築ビジュアライゼーションソフト。高品質の画像、パノラマ、標準または360°の VR ビデオを簡単に作成できます。直感的なインタフェースでスムーズな操作性、強力なUnreal Engineで美しい仕上がりを実現します。
そんなTwinmotionとRIKCADがダイレクト連携可能に。エクステリアの提案にTwinmotionを使用しているエクステリア&ガーデン設計室coniwaの藤崎香奈子氏にインタビューしました。

RIK
 藤崎さんはなぜTwinmotionをエクステリアの提案に「使ってみよう」と思ったのですか?
藤崎
ここ数年、これからは動画の時代になるだろうという漠然とした考えはあったんです。そんな時にTwinmotion×RIKCADのプロモーション動画を見てすごい!と感動しました。ただ自分には無理だろう、こんなことできないだろうと最初は思っていました。
にわとわにという会に所属しているのですが、活動の中で「動画プロジェクト」という企画があり、
そのプロジェクトを担当することになったこと、同時に自分のyoutubeチャンネルも立ち上げて動画で色々発信を試みようと。“動画で発信”という新たなチャレンジの中にTwinmotionもありました。
RIK
 Twinmotionの中にも色々な素材が用意されていますが、Twinmotionで素材の変更はされますか?
藤崎
私はTwinmotionでは素材の変更はほぼしません。素材を変更した後に、RIKCADでプランの変更になるとTwinmotion側で変えた素材を再設定しなおすことになり少し効率が悪いんです。Twinmotionでは夜景パースと動画作成をメインに使用しています。
RIK
 パースを取るのは夜景パースが多いですか?
藤崎
 昼のパースはRIKCADで、夜景パースはTwinmotionと使い分けています。
夜景パースを取る時にリアルタイムで光源の明るさや反射、光源のサイズを変更できるので
夜景パースは圧倒的にTwinmotionの方が速く作成できます。

RIK
 Twinmotionで作成した動画はどのタイミングで納品されるんですか?
藤崎
私はファーストプレゼンで使うことが多いですね。自邸プランを音楽付きの3D動画で見ることで感動される施主様が多く、受注率に影響します
RIK
 動画作成にかける時間など、効率化の面で設定している時間配分はありますか?
藤崎
動画のサービス提供は今年から始めたばかりなので時間配分についてはまだシビアに考えていませんがゆくゆくは1プランあたり1時間半くらいでできるようになれば、という気持ちはあります。
RIK
エクステリアプランナーが後Twinmotionを使うとすればどういった点がおススメですか?
藤崎
やはり夜景の設定がとても早いので照明計画の提案を対面でもオンラインでもリアルタイムでする、という手法がおすすめです。
照明計画って用紙上ではなかなか伝わらないと思うのですが、Twinmotionでは…実際に、画面共有してお見せしましょうか。照明置いていないとこんな感じです。玄関に置いただけの場合はこんな感じ…。車庫につけた場合はこう。
灯とりならこれで充分ですが、もう少しグレードアップしておしゃれな景観にしたい時は植栽を照らと…という風に照明計画のイメージを共有しながらどんどん操作できるのでオンラインでも対面でも、プレゼンシーンに活用できるかと思います

▲画面共有中のキャプチャ。エクステリア部分にまだ照明は入っていません。


▲どんどんリアルタイムで照明を設置していっているところ


▲レイヤーで表示したり消したりできるので比較ができとてもわかりやすい!

RIK
 エクステリアプたしかにすごくイメージが伝わりました!操作が速いのでポンポンと画面が変わり、見ているこちらもストレスを感じません。ありがとうございました。

▼藤崎さんのyoutubeチャンネルでTwinmotionの動画を公開中▼

▼RIKTVチャンネルではTwinmotionのデモ(昼/夜パースの作成)を公開中▼