かなり使える“言い換え”ワードで人間関係を円滑に!

親戚、友人、部下や上司…様々な立場の人がいて人間関係が成り立っています。相手に指摘や注意を促す時「そのままの言葉」では相手を不快にさせてしまうかもしれません。そんな時はこの「言い換えワード」を覚えておけば、相手を傷つける恐れなく、かつ言いたいことを的確に伝えられるかもしれません。

優柔不断⇒思慮深い
優柔不断というとダメな人って感じがしますが「思慮深い」に言い換えるととたんにステキな人格に思えてきます。

頑固⇒意志が固い
頑固者にそのまま「あなたは頑固だ」というともっと頑なになってしまうかもしれませんが「あなたは意思が固いから」に言い換えるとなんかちょっとホメてる感がでます。

平凡⇒手堅い
とりたててほめるところがないごく平凡な物事に対しては「手堅いですね」と言い換えればこちらもホメ言葉に聞こえてきます。

おとなしい⇒協調性の高い
「おとなしい」というと積極性に欠け存在感がないというようなニュアンスを含んでしまいがち。「もの静かで協調性の高い人ですよ」といえば角が立ちません。

新しいことに挑戦しない⇒堅実
新しいことに挑戦しないというとつまらない人間のように感じてしまいますが「堅実」と言い換えれば、とたんに実直な人柄に見えてくるから不思議です。

遠慮がない⇒堂々としている
遠慮がない言動をする人がいたとしても「遠慮がないですね」というと喧嘩売ってることになりかねませんので「堂々としてますね」と言い換えましょう。

地味な⇒素朴な
「地味」という言葉はどうしてもマイナスなイメージ。「地味だね」と言われて嬉しい人などいないはず。そういう時は「素朴」「シンプル」「渋い」などの言葉に置き換えましょう。

特徴がない⇒ソツなくこなす
目立たない、特徴がないということは際立った短所がないということになります。たいていのことは平均点以上こなせる人の可能性がありますのでそんな人のことを表現する時は「なんでもソツなくこなす人」と表現しましょう。

応用がきかない⇒基本に忠実
とかく応用力が求められる世の中ですが中には応用力がなく教えられたことだけしかできない人もいます。「応用がきかない」と切り捨てるのではなく「基本に忠実」と表現した方がよさそうです。

うるさい⇒元気
おしゃべりで騒がしい人のことを「うるさい人」と言ってしまうととても感じが悪いですので「元気」と表現すれば万が一本人の耳に入っても問題ありません。

独りよがり⇒考えに自信を持っている
もし独りよがりな仕事ぶりの部下がいたとして「独りよがりにならないで協調性を~」と指摘してもヘソを曲げてしまうかもしれません。「考え方に自信があるのはわかるけどもう少し協調性を~」と指摘するとすんなり聞いてくれるかもしれません。

気が利かない⇒物事に動じない
気が利かないタイプの人を別の視点から評価するとしたら「落ち着いている」というニュアンスをもたせればいいのです。

八方美人⇒誰とでも仲良くできる
八方美人というとあまりいいイメージではありませんが、誰にでも良い顔をして調子を合わることができることって実はものすごいことなのです。ですので「誰とでも仲良くできる」と表現した方がよさそうです。

人の意見に左右される⇒人の意見を尊重できる
人の意見にすぐ左右される自立心がに人も、視点を変えれば「人の意見を聞き入れ尊重できる」人であると言えます。

理屈っぽい⇒論理的
「理屈っぽいね」と言われるとたいていの人はムッとすると思います。「論理的だね」というと知的なニュアンスを含むので角が立ちません。

ありきたりの⇒定番の、人気の
商品やサービスを「ありきたりの○○だ」と切り捨てるのは少し大人げないので「定番の」や「人気の」「ベーシックな」「おなじみの」などの言葉で言い換えるとベターです。

言うと角が立ちそうな言葉やネガティブでマイナスなイメージの言葉はちょっと言い換えるだけで感じよく柔らかい物言いになって一層相手の心に届くかもしれませんね。

出典:できる大人のモノの言い方大全