「ホメ上手」な人は好感度が高いので周囲の人から好かれますよね。ただ、これみよがしに人をべた褒めしまくると嘘くさくなってしまい「裏表ありそう」と思わることも。「ホメ上手」な人は「ホメ方」のツボを押さえているらしいのです。「ホメ上手」に近づくための使えるフレーズ。とてもたくさんのフレーズがあるので前編・後編とわけてご紹介します。
◆思わず相手がほころぶ定番フレーズ
「深いですね」
深い、その一言には「内容に深みがある」「考えが深い」など様々な意味が込められます。
「驚きです」
日常に驚く要素がない職場や家庭ではなかなかインパクトのあるフレーズ。「ここまでできるとは、驚きです」と驚きを感動を一緒に伝えると効果的です。
「脱帽するよ」
目上の人が目下の人に使うと効果的。「君の話術には脱帽するよ」など、部下のスキルをとても認めている気持ちを伝えられます。
「格が違いますね」
肩書や能力が明らかに上の人をほめる言葉。少し上の先輩なら「さすがですね」でもいいですが、「格が違いますね」というと尊敬や感動の気持ちを込められる。
◆気配り上手が使いこなすフレーズ
「物腰がやわらかいですね」
女性を褒める時に使うフレーズ。「物腰がやわらかい」というのは淑女のようだというニュアンスを含むのでどんな女性に対しても使えるフレーズ。ただ明らかに攻撃力の高い野心家タイプの女性には逆に嫌味になってしまうかも?
「意外な一面をお持ちなんですね」
相手を「幅のある人物」と持ち上げたい時に使えるフレーズです。
「ざっくばらんな方」
気さくな人をほめるフレーズ。「率直で気がいい人物である」ということが伝わります。
「威厳がありますよね」
目上の堂々とした態度をホメたい時に使えます。下の者が自然と頭を下げるくらいの人格を感じさせるというニュアンスを含みます。
「ユーモアのセンスがありますね」
面白いことをよくしゃべる人や、いつもニコニコしている人、たまにボソっと喋る人など、いろんな人への褒め言葉になる。自分ではユーモアがないと思っていてもこう言われると、自分に意外な資質があるように思うものです。
「わかっていても、なかなかできないことですよ」
地道に努力している人、日常業務をきっちりこなす人へのほめ言葉。「よくやっているね」「いつもちゃんとしているね」でもいいが、「わかっていてもなかなかできない」というとより賛辞としてのレベルが高くなる。
「君の○○なところを尊敬している」
相手の魅力をほめる時殺し文句のようなフレーズ。とくに目上の人が目下の人に使うと効果は最大級です。
◆頭の良さをホメるにはコツがいる
「頭の回転が早いですね」
頭がいいですねと言われるより「頭の回転が早い」は多少具体的な上、無難で使い勝手のいいフレーズ。
「じつに論理的ですね」
男性の頭のよさをホメる時、効果的。多くの男性は論理を好み、論理では負けたくないと思っているそうです。逆に女性にこのフレーズを言うと人によっては「可愛げない」という意味にとられて、嫌味と受け取ることもあるかもしれません。
「数字に強いですね」
これも男性の頭のよさをホメるのに適した言葉。男性は数字に強いことを自負し、そのことを認められたいと思っている人が多いそうです。
「発想が豊かですね」
想定外のことを言われた時に使えるフレーズ。一瞬、返答に困ったとしてもこの言葉で繋いでおけば気まずい雰囲気にならない。
「緻密ですね」
目配りの行き届いた知恵者をホメるセリフ。「細かいですね」というと皮肉と取られてしまうので「緻密」といえばホメ言葉になる。もしくは「細かい」を「細やかな気配り」と言い換えればほめ言葉になります。
「勘がいいですね」
とくに鋭いわけでもない相手にも使えるほめ言葉。「地頭のよさ」をホメるニュアンスを含みます。自他共に頭がいいと認められる人をホメる時は「洞察力がすごいですね」など言った方が喜ばれます。
◆嫌味にならずに人望があることを持ち上げる!
「人が集まる人ですよね」
単に友人の数が多いことをホメるより、相手の心に届く言い方。「多いのにはそれだけの理由がある」ことを示唆できる。
「人脈が広そうですよね」
人脈の広さは仕事のできる人の条件の一つ。相手のことを「仕事ができる」とホメていることになります。
「○○さんでもっているんですよ」
どんな人でもそれなりに働いています。「あなたがいるから職場が機能している」と言われれば悪い気はしません。ただし目上の人に使うには、生意気になってしまうのでNGです。
「○○さんの人徳ですね」
友人の多いのは相手にそれだけの魅力があるから、というこちらの敬意を示せます。
後編では「経験」をホメる時、ホメられた時のうまい返し方、「行動力」「勢い」「外見」をホメる時のフレーズなどをご紹介します!
出典:できる大人のモノの言い方大全 / 話題の達人倶楽部